豊島美術館

概要
かつて産業廃棄物が打ち捨てられていた瀬戸内海に浮かぶ自然豊かな島,豊島の小高い丘の中腹に総容積6,000m3の土を盛る.盛土の山をモルタルで成形し,その上に配筋し,20時間かけてコンクリートを流す.盛土はコンクリートで完全に覆うことはせずに,ふたつの大きな穴を開けておく.後でそこからすべての土を掻き出すと,水滴のようなかたちの白い建築ができる.床に開けられた小さな穴からは水滴が湧き出て,わずかな床の傾斜に沿って生き物のように移動する.内藤礼による展示作品「母型」である.ふたつの大きな穴からは光や風や雨が悠然と入り,かつて土が詰まっていた広大な空洞の中で,建築と美術と自然は溶け合う.
所在地
  • 香川県
掲載誌
新建築 2025:09
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カテゴリ
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年代
2010年代
テーマ
手法