バーディルのアトリエ

概要
スイス山間の集落に建つ,赤褐色コンクリートの家型の塊は,以前あった古い納屋とまったく同じヴォリュームで新築された音楽家のアトリエである.切妻屋根は2/3が切り取られ,楕円形の大きな開口部を持つ中庭となり,残り1/3が室内空間となる.大小さまざまに施されたロゼット装飾は,木工職人によって型枠に彫られた模様であり,コンクリート上で浮き彫りとなって表面に陰影を刻む.抽象性と装飾性がひとつの物質を介して混淆し,謎と神秘を湛えて静謐に佇む.
所在地
  • スイス
掲載誌
新建築 2025:09
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年代
2010年代
テーマ
物質