蓮山居市中の立体山居

概要
第一種低層住居専用地域に指定される袋小路の一角に建つ木造地上3階建ての賃貸集合住宅。最大ボリューム×法規制適合の数学的アルゴリズムで導かれた複雑な形態が、入居者の知覚や身体感覚を通して生き生きと体験されることを考え、各専有室内部と敷地内通路の関係を茶室と露地に見立てた。山の雑木はアルゴリズムで算出された雁行する敷地内通路の法的幅員を確保するような場所に、外部では雁行の見え隠れを促し、内部からは枝垂れて見えるように植えられる。
所在地
  • 東京都
掲載誌
新建築 2024年2月号
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