選手村ビレッジプラザ

概要
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の選手村のビレッジプラザ.使用する木材を全国63自治体より借り受け,仮設施設として組み立て,大会後には解体の上,各自治体へ返却する計画.樹種は,スギ,ヒノキ,カラマツ,エゾマツ,トドマツ,アカマツ,ヒバ等の製材を主とし,集成材,CLT等も含めて約1,300m3,約4万本を超える木材を,その樹種の特性に配慮しながら,柱梁,下地材,外壁などに割り当てている.各室の用途に応じてレシプロカル架構,格子梁架構,トラスアーチ架構の3つの構造形式を採用.写真はレシプロカル架構のC1棟.解体後に各自治体へ木材を返却することができるように,各木材には自治体名が刻印されている.
所在地
  • 東京都
掲載誌
新建築 2021年5月号
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