手前より店舗棟，喫茶棟，ラボ棟の3棟からなり，それぞれ異なる木架構を用いている．準防火地域に建ち，店舗棟は道路に面して下屋を設けることで町屋としての形式を踏襲しながら延焼を避けている．奥に続く3棟それぞれの用途を変え，用途ごとの面積を200m2以下に抑えることで内装制限を回避．角地に建つ店舗棟から徐々に高くすることに加え，外壁もずらして配置するなど，工法や素材や建ち方を変化させている．

日本 | 岡山県

新建築 2021年5月号 162P