陸前高田の「みんなの家」

概要
東日本大震災によって被災した陸前高田地域の人びとの集いの場としてつくられた集会所.津波で立ち枯れしたスギの丸太柱を用い,さまざまな高さの居場所が内外に設けられる.この設計・建設のプロセスは,第13回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館展示(コミッショナー:伊東豊雄,参加作家:乾久美子,藤本壮介,平田晃久,畠山直哉)として紹介された(本誌1210).建設費は寄付や企業の協賛によってまかなわれている.主に現地のリーダー的存在である菅原みき子さんとの話し合いによって設計が進められた.
所在地
  • 岩手県
掲載誌
新建築 2013年3月号
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