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吹上の家
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田中智之
概略
全体構成は、南方に向かって平行四辺形に変形した1階の上に、前面道路に沿う矩形平面の2階が載るかたち。このヴォリュームのズレが北側にピロティを、南側にテラスを生み出している。南側は、光や風、既存の庭の景観は取り込みつつも、近隣からの視線は避けられるように、ヒダ状の開口が取られている。ヴォリュームはRCの壁で構成されており、この中に木造作による階段、キッチン、和室、便所・浴室などの諸機能が嵌め込まれ、木口を切り落としたような表情で統一されている。
所在地
日本 | 埼玉県
掲載誌
住宅特集 2005年2月号 132P