ヴェネチア・ビエンナーレ ロシア館の改修

概要
1914年にアレクセイ・シューセフ氏が設計し,その後複数改装が行われていたロシア館をオリジナルに近い姿で再生した.外壁の塗り直しや,閉じられていた開口の復旧などの手入れを行い,周辺環境との関係性を回復した.第17回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展で,当初は現地での設計風景を展示する予定であったが,開催が後ろ倒しになったことで,改修した空間そのものが主たる展示物となった.ロシア館の一連の展示は,特別表彰を受賞.
所在地
  • イタリア
掲載誌
新建築 2021年12月号
関連リンク
月評を読む新建築ショップ