築30年の淺沼組名古屋支店を，既存躯体を生かしつつ，自然素材の活用法を試行しながら改修した．ファサードには樹齢130年の吉野杉の丸太を使用．未乾燥のまま背割りを入れ，上下のプレートで固定．各フロアの庇を作業場として使用できる強度とし，仮設クレーンによる丸太の取り外しも可能な計画とした．

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新建築 2021年10月号 56P