藤井博己氏の「宮島邸」 (『新建築』7307) の建て替え。「宮島邸」における「建築の負性化」を踏襲し、既成の意味をもたない事物の空間をつくり出すために、開口をもった白い壁を層状に反復して配置することで同系列の空間を生み出した。グレーの床・壁・天井と白い壁は目地によってルールが形成され、幾何学的な面として見えるよう設えている。

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住宅特集 2012年10月号 134P