宅地開発が進み、現状の開放的な周辺環境が確保されていない敷地に対し、今後の新しい街並み形成する住宅のヴォリュームを提案。 敷地に許容される建築面積よりも大きな輪郭を1階に設定し、そこに敷地周囲からセットバックしたかたちの小さな2階のヴォリュームが載る構成とし、上下階のヴォリュームのずれがつくる空隙に対応して外部コートやトップライトを挿入することで、街並みに「抜け」を提供する。

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住宅特集 2011年4月号 138P