農の舎 A gricultural Barn
五十嵐淳建築設計
- 概要
- 広大な畑の中に位置する、2世帯の農家のための住宅。冬季の厳しい気候、畑仕事のための機能、親・子世帯という家族関係、既存の家屋や防風林の位置関係といった諸条件から、ハの字状に二股に分かれた親・子世帯のヴォリュームと、その間を繋ぎ、冬季のバッファーゾーンの機能となる共用棟の、3つの家型ヴォリュームからなる。共用棟の前面には中庭が生まれ、親・子世帯の2棟間に距離を生み出すと共に、畑の仕事のための共用のスペースとしても機能する。風土の要求に対して、必然性をもった場所への解答となっている。
- 所在地
- 北海道
- 掲載誌
- 住宅特集 2008年9月号
- 関連リンク
- 新建築ショップ