スローライトハウス

概要
建主は目にハンディキャップをもち、光の強さと弱さのギャップが外部を含めて活動領域全体にあまり起こらない状況が望まれた。そこでこの住宅では、内部と外部という光のコントラストを生み出す境界面を排除し、敷地全体が同じような明るさになるように考えられている。具体的には、敷地の3つの角に庭を配置し、庭への光の取り込みは上部からに限定し、その庭に設けた回廊に格子状の庇を回している。庭によって型取られた残りのひだ状の部分が玄関やLDK、和室、寝室となっており、各庭での体験は内部空間をまたいで、庭、内、庭、内と連続して感じられ、別の場所の活動が垣間見られる。なお、玄関から内部空間へはスロープ状になっている。
所在地
  • 茨城県
掲載誌
住宅特集 2005年2月号
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